梅昆布茶

備忘録

若者の出口にて

書き溜め分

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昨晩の印象では、疲労感から明日は昼間で熟睡だろう、と踏んでいたが結局いつもと同じ時間に目が覚めてしまった。社畜の本能か、もう昼間で爆睡もできななくなってしまった。どちらかといえば体力の低下が原因だろうか。読書や運動は基本的には面倒な行為なので、意識してやるようにしないと、長期的な面で深刻な影響を受けることになることを最近ひしひしと感じるようになってきた。

もう若くはないのだなぁ、と思うも、大人になったかと言われればそうではない。

 

大人とはなにかというは話はいろんな議論や定義があって、言及できるほど詳しくはないが、お互いに責任を問える存在である場合と私は考えている。

何かの問題の解決者となるときに、時として自分の能力を上回る責任が発生する場合もある。それは過大であるが、その失敗をもって問題解決者は成長することができるとも考えられる。それは多くの人にとって仕事だったり、結婚だったり、子育てだったりするのだろうし、私の思いつかない別の体験で「若者」から「大人」になった人も身近にたくさんいる可能性もある。

もう一つ私の考える大人の条件として、「アイデンティティの確立」がある。

つまり、「私はこういうものが好きな(嫌い)人間だ」「私はこういう思想で判断する人間だ」と胸を張って言える人は大人だと思う。

私もつい二年前にこれを確立した、と思ったら、あっさり見失ってしまった。いろんな体験をし、成長したと同時にいくつかの物事についての愛着を失ってしまった。

そのおかげで大変生きやすくなったが、生きる執着が弱くなった気がする。

生きがいと呼べる趣味を持ってエモく生きている人は人生を謳歌しているように見える。

映画を観たり、釣りをしたり、クラブに行ったり、友人と酒を飲んだり、楽しみはたくさんあるが、何と言ったらいいか、「このために生きている」といえる趣味にまた出会いたいものだ。

 

アイデンティティを確立し、「若者」である必要がなくなった人を私はとても羨ましく思う。

 

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少し話は変わるが、同期が家を買った。聞いたときに動揺して額は覚えていないが、

35年ローンという自分の年齢よりも長い期間お金を払うということだけは聞こえていた。独身のうちに家を買うというのは並大抵の覚悟ではないと思っているが、彼自身は「昨日上等なステーキを食べたよ」ぐらいのノリで語っていたので、本心のところはわからない。ただ、間違いないのはローンが通る健康的なうちにそういった決断をすることは勇気のいる行動だし、いろんなリスクを先読みして動かない私のような人間は見習うべき行動であると感じた。

「持ち家」と「賃貸」の議論はネットの有識者の中でも意見が割れるところであるし、そもそもすべての人のキャリアプランとマッチする正解などないのだ。

ただ、どちらが好みかというだけで。

 

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出張先の居酒屋にて

「……という話なんだけどどう思う?」

「あんまり考えすぎると疲れちゃうからテキトーでいいんじゃない?」

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Blasko - Poetic Love (ft. Cazeaux O.S.L.O.)